カラーのものさし
アファン のカラーのものさしは、ワンメイク(全体染め)をできるだけ控えること。
数ヶ月後には根元に地毛の色が目立ってきます。
俗に言う、プリン状態です。
その状態を解消するためには、プリン状態を我慢するか、根元を染めるという行為の繰り返しが続きます。
カラー剤の添付書の一部を抜粋しておきます。
(使用上の注意)
1、次の方は染毛しないでください。皮膚や体が過敏な状態になっており、激しいかぶれを起こしたり現在の症状が更に悪化する可能性があります。
①今までに染毛剤でかぶれたことのある方、今までに染毛中または直後に発疹、発赤、かゆみがでたり、気分が悪くなったりしたことのある方。
②皮膚試験(パッチテスト)の結果、異常が生じた方。
③頭、顔、首筋にはれもの、傷、皮膚病がある方。
④生理時、妊娠中または妊娠している可能性のある方。
⑤出産後、病中、病後の回復期にある方、その他身体に異常のある方。
⑥特異体質の方、腎臓病、血液疾患の既往症のある方。
⑦微熱・倦怠感・動悸・息切れなどの症状が持続したり、紫斑・鼻血等出血しやすく、月経その他の出血が止まりにくいなどの症状のある方。
3、染毛時のご注意
①薬液や洗髪時の洗い液が目に入らないようにしてください。
目に入ると激しい痛みを生じたり、場合によっては目に損傷(角膜などの炎症)
を受けることがあります。万一、目に入った時は絶対こすらないで、
直ちに水またはぬるま湯で15分以上よく洗い流し、
すぐに眼科専門医の診察を受けてください。自分の判断で目薬などは使用しないでください。
②染毛中に入浴したり、染める前に髪をぬらしたりしないでください。
汗やしずくなどで薬液が目に入るおそれがあります。
③染毛中に発疹、発赤、はれ、かゆみ、強い刺激などの皮膚の異常や気分が悪くなるなどの異常を感じた時は、直ちに染毛を中止し
、薬液をよく洗い流してください。
そのまま続けますと症状が悪化することがあります。
④薬液が顔、首筋などにつかないようにしてください。
薬液がついた時は直ちに水などで洗い落としてください。
時間がたつととれにくくなります。
手指や爪の汚れを防止するため、手袋をして染毛してください。
⑤換気のよいところで染毛してください。
などが記載されています。
やはり、美容師が劇薬だと認識するべきだと思います。
また、カラーに関する記事として、1992年7月13日号のアメリカ誌「ニューズウィーク」の記事では、「米国立ガン研究所の研究チームが、『髪を染めている女性は、ガンの一種であるリンパ腫にかかる危険性が50%も増す』と公衆衛生学会誌に発表したという。
これはネブラスカ州の住民を調査した結果わかったことで、「染毛剤を使用している女性は、使っていない女性に比べて、悪性リンパ腫にかかっている割合が1、5倍も高かったのだそうだ。」という内容のことが書かれています。
そのことを認識した上で、より安全・安心なものとして、ナチュラルヘナをおすすめしています。
しかし、白髪もなく色を明るくしたい場合は、ケミカルなカラー剤しかありません。
アファンでは、できるだけ全体を染めるのではなく、ハイライトやローライトで、軽さを出す様にすすめています。
以前から、欧米の美容院では、多く取り入れられている技術です。
アファンでは、1991年のオープン時からおすすめしてきました。
その方が根元にはカラー剤が付かず、染める毛も全体の数%なので、髪に対するダメージが少なくなります。
カラー剤の添付文書にも書かれている、加温も絶対しないようにしています。
医薬品の飲み薬と同じ様に、医薬部外品も使用方法を間違わないことが、ヘアケアになると考えています。