ヘナのカラー効果とトリートメント効果

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カラー効果

ナチュラルヘナにはLawson(ローソン)という赤色系の植物色素が含まれています。

このローソンが毛髪のケラチンというタンパク質に付着して、オレンジ系に染まります。

白髪の多い部分は、オレンジ系や赤っぽいオレンジに染まります。

白髪のまばらな部分は、オレンジ系がハイライトのようにきれいに染まります。

黒い髪もオレンジ系に染まりますが、光を透して少し明るく感じるくらいです。

アファンのナチュラルヘナでも、収穫年や収穫時期により微妙な違いはあります。

私たち地球の人口、約70億人の民族・文化が違う様に、私たち一人ひとりの顔や体も違います。

パーマやカラーによる化学的ダメージ度、ブロー・アイロンなどによる物理的ダーメジ度、食生活や生活習慣の違いにより,その人の持つ毛質の違いもあります。

アファンのナチュラルヘナも、オレンジ系が強く染まる人、オレンジ系が弱く黄色系に染まる人、お客様の希望で塗布し終えて自然放置3分で、さらに弱い黄色系を楽しむ人など、黒髪と白髪のバランスの違いにより、染まり具合も楽しみ方も様々です。

ヘナによる染まり具合の違いによる、パーソナルカラーを楽しんでみてはいかがでしょうか? 

※ ナチュラルヘナは天然の素材なので、カラー効果には個人差があります。

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トリートメント効果


僕はアファンオープンの1991年以前、その当時手に入れることができる様々なヘナを、母親などにモデルになってもらい試しました。


その中にはケミカルな匂いのする黒っぽいブラックヘナや金属臭のするヘナもありました。

僕が大阪でヘナのことで試行錯誤していることが東京の美容業界のある方の耳に入り、運良くヘナの研究をされている方を紹介していただくことになりました。

それから、より安全・安心なナチュラルヘナを使用することができ、実感したことはヘナのトリートメント効果です。

アファンには、一般美容室にあるトリートメントのメニューがありません。

トリートメント希望のお客様には、ヘナをおすすめしています。

インド伝承医学(アーユルヴェーダ)・ハーブに関する本などのヘナについてのトリートメント効果は、主に次のようなことです。

頭髪に関するトリートメント効果としては、ヘナの成分がケラチンタンパク質に付着することにより、毛表皮をコーティングし,ツヤ・ハリ・コシを出します。

細い髪の人やダメージ毛の人は、ヘナを続けることでより実感されることでしょう。

アファンのお客様の中にも、過去にはパーマ・カラーによるダメージでボリュームも出ず、ウイッグを使用されていましたが、初来店されてからヘナを続けることにより、ウイッグは必要なくなられた60代のお客様もいらっしゃいます。

またくせ毛のお客様で、くせ毛が落ち着いて髪が広がらなくなられたお客様もいらっしゃいます。

ヘナの成分であるローソンはキューティクルの間から浸透し、毛髪中心の毛髄質にまで反応して染まることが確認されています。

また皮膚薬として炎症をおさえる作用のあるヘナが、皮脂の分泌を調整し、老廃物を落としやすくしすることで、頭皮のかゆみも解消し、フケや抜け毛防止の育毛効果があるとされています。

白髪についても、メラノサイトを保護し、白髪が約20%黒髪に回復した例もあるそうです。

他には、頭皮の血液循環がよくなり、つらい頭痛が軽くなったり、リラックス効果により睡眠が深くなったという報告もあります。

頭髪以外の効果としては、ヘナを足に塗布することで、水虫・足のひび割れ・魚の目などが改善されたり、ホルモンバランスを改善することにより、月経過多や生理不順などの婦人科系の病気にも効果を示したり、煎じ薬は口内炎や火傷にも効くとされています。